ミミちゃんのことを・・
2016年 08月 28日
ミミちゃんのことを
覚えてくれていた方がいた・・・
8月26日
ミミちゃんの命日に
遠く高知県からお花をいただいた・・・ 嬉しぃ (^.^)
ミミちゃんというのは
私がまだ団体メンバーで活動していたころに
飼主さんの事情で飼育困難となって預かった
ゴールデンレトリバーの女の子です
たった8ヶ月しか一緒にいなかったけど
この短い時間の中で
沢山の人と出会う機会を作ってくれて
沢山の温かい気持ちをいただけた・・・
沢山の経験もさせてもらったし
日々学ぶことばかりで
ミミちゃんが天国に逝ってしまってから
もう5年も経つけれど
時々自分の過去のブログを読み返したりして
皆さんから頂いたコメントを読み返したりして
力をもらってることがある・・・
*
100の人から100の言葉をもらって
そのうち99が温かい応援だったとしても
そのうちたった”ひとつ”でも批判や中傷があれば
頭の中の大半はその”ひとつ”が占めてしまう・・・
痛みや苦しみや辛さを表に出さず
いつも笑顔でいてくれたミミちゃん
いつもミミちゃんに倣わないと・・って思いながら
時々過去を読み返す・・・
*
ミミちゃんが我が家にやってきたとき
【愛称】 ミミ
【犬種】 ゴールデン・レトリバー
【性別】 メス(避妊手術済)
【年齢】 14才
【体重】 30kg
【状態】 ノミダニ駆除済、ワクチン済、検便駆虫済、
フィラリア(-)、扁平上皮癌
ミミちゃん、もう14才の女の子です。
見て分かるように、顔の真ん中に大きな膨らみがあります。
扁平上皮癌・・・、
もっと小さい段階であれば切除も出来たかもしれませんが
ここまで大きくなるともう手術で取り除くことは不可能・・・
あとは放射線治療しか道は残っていないようです。
とは言っても
非常に高額な治療費になってしまうため、今は何も治療してあげることが出来ていない状態です。
今 してあげれることは・・・、
みんなと一緒に ご飯食べて、
みんなと一緒に 散歩行って、
みんなと一緒に お昼寝して、
一日一日を笑顔で過ごせるような
ミミちゃんとの時間を
作ってあげること・・・くらいです。
1ヶ月前までは ミミちゃんにも14年間共に過ごしてきた家族がいました。
相次ぐ家族の死・・・、
失業・・・、
といった状況の中
飼主さんはミミちゃんのことを
十分にお世話してあげられない
生活環境となり
「ミミちゃんの里親探しをして欲しい」
とセンターにも相談したそうですが
高齢であること・・・、病気を抱えていること・・・を理由に、
「処分するしかない」 と言われたそうです。
ミミちゃんに一度会っていただければ分かりますが
癌を抱えている・・とは言っても、
人を見ると嬉しそうに尻尾を振りながらそばに来てくれるような、
まだまだ笑顔がいっぱいの元気な子です。
「もう痛くて辛くて苦しんでいる状態であれば 安楽死も考えられますが
この顔を見ているとどうしても踏み切れなくて・・・」
と言う
飼主さんのお気持ちも十分わかりますし、
・
・
縁あってこちらで預かることになりました。
写真からも伝わってくると思いますが
とにかく性格がとても穏やかな子で、
全く吠えることがありませんし、
大人子供関係なく誰とでも友好的、
そして初めて会う犬とも友好的、
それに猫とも一緒に暮らせる子です。
今は長時間の留守番もおとなしく待ってくれていますが、
ミミちゃんのこの体調を考えると、
留守番時間がほとんどないお家で、
優しいご家族の笑顔に包まれながら
のんびりと暮らしていって欲しい・・というのが希望です。
ミミちゃんは
14歳とは思えないくらい、食欲は旺盛で何でも食べてくれます。
ただ、口腔内の上あご部分が腫れあがっていますので、
硬いものを食べると出血してしまいます。
ですので、缶詰やふやかしたドライフードなどをガツガツ食べています!
鼻の腫瘍部も、撫でたりしてもそれほど痛みを感じないようです。
体の他の部位への転移も今のところないようです。
それに足腰もまだまだ丈夫です。
トイレは、室内ではシートの認識が出来ないようで・・・、
落ち着きなくウロウロし始めたり
玄関の前で座っていたりした時はトイレの合図です!
「ミミちゃん行くよ!」と声を掛けて、ご近所にトイレ&散歩タイムとなります。
この先
癌の進行がどうなるのか分かりません・・・、
急に悪化して命を落としてしまうかもしれません。
それにもう14歳という年齢ですので、
癌に侵されていなかったとしても、
もう残りの犬生はそれほど長くないと思います。
こういった状態のミミちゃんですので
いぬ親さま探し・・・と言っても、
全てを受け止めて迎えていただけるご家族に出会える可能性は
とても低いと思いますが、
ミミちゃんの笑顔が消えないうちに
少しでもある可能性に掛けたいと思います!
一日でも長く笑顔で過ごせるよう、
どうかミミちゃんをよろしくお願いいたします。。。
*****
ミミちゃんが天国へ逝ってしまったとき
8月26日
ミミちゃん
帰ってきました
せっかくきれいになったお顔から
とうとう
笑顔が消えてしまいました
病気と闘いながらも
今まで見せてくれた
たくさんの笑顔
それは
私たちに
たくさんの元気をあたえてくれました
そして
命の尊さを教えてくれました
ミミちゃんの
その笑顔
頑張り抜いた
その姿
みんな絶対忘れない
ミミちゃん
ありがとね
☆
☆
ミミちゃんとの8ヶ月の思い出
発作が起き
ご飯が食べれなくなり
まっすぐ歩けなくなり
とても苦しんだ時もありました
最期の日
朝から
しっかりとご飯を食べて
ゆっくり休んでいたそうです
このまま寝たきりになろうと
どういった状態になろうと
週末には迎えに行って
家でのんびり過ごしてもらおうと
決めていたので
獣医さんも
このミミちゃんの食欲を見て
これなら週末退院できるだろう
と思っていたそうです
お昼近くになってから
少し熱が出てきて
呼吸が荒くなったそうですが
すぐに対処していただき
また気持ち良さそうに
スヤスヤと眠り始めたそうです
しばらくしてから様子をみてみると
その時はすでに
ミミちゃんは
息を引き取っていたそうです
・
・
静かに
とても静かに
天国へと旅立っていきました
☆
☆
★12月30日 初めて我が家に来た日
病気を抱えていても優しい表情でしたね
★1月15日 ヒーリングの治療に
あまりにも気持ちよかったようで、なかなか帰ろうとせず車に乗せるまでが大変でしたね・・
★1月20日 一番落ち着く玄関で食事中のミミちゃんです
涼しい場所が好きだったミミちゃんですが
みんなに遠慮して玄関を選んだのかもしれないです・・
★2月18日 頭の肉腫の切除手術から無事に退院
これで頭が痒くなることもなくなって、ちょっと楽になりましたね
★2月24日 お家の中での元気なミミちゃん
花ばあちゃんの睡眠の邪魔をしながら水を飲んでいました
★4月17日 初めてのいぬ親会
なかなかこうやってゆっくりと外に出掛けられなかったので
陽を浴びながら気持ち良さそうなミミちゃんでした
★4月26日 リビングでゴロゴロするミミちゃんです
★5月8日 おばあちゃん仲間のよつばちゃんが仲間入り
おっきいのとちっちゃいので仲良しでしたね
★6月19日 2回目のいぬ親会参加です
この日はねこ親さんが遊びに来てくれて、ヒーリング&マッサージをしてくれました
ミミちゃん途中からウトウト気持ち良さそうに寝始めて
帰る頃には最高の笑顔でした
でも、口の腫瘍のほうは前に比べるとかなり大きくなってきていました
★7月16日 ミミちゃん顔の腫瘍の切除手術のために入院しました
この頃はもう顔の半分くらいが腫瘍で覆われていました・・ミミちゃんかなり痛かったよね・・
★7月17日 無事に手術が終わりました
腫瘍部分の菌を殺すための温熱治療中の様子です
★7月23日 退院後のミミちゃんです
お顔がスリムになって元の美人さんに戻りました
★7月30日 しえる君のお届けに同行してくれました
再診の結果も順調でしたね
★7月31日 リビングで過ごすミミちゃんです
我が家の大勢のワンコ・ニャンコとも仲良く過ごしてくれて
とても心の優しいミミちゃんでした
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ミミちゃんの笑顔が消えないうちに・・・と
”少しの可能性”にかけて
始めたいぬ親さん探し
最期は
我が家から
天国へ見送ることとなり
安らかな眠りについたミミちゃんですが
発作で意識朦朧となり
入院することになった
その日
ミミちゃんへの
初めての
「いぬ親希望アンケート」が
届きました
新しいご家族との生活開始は
残念ながら叶いませんでしたが
なんだか
”少しの可能性”・・が
叶ったような気がします!
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生まれてからの
14年間
ミミちゃんを大切に育てて来られた
お父さん
そしてお兄さんは
ミミちゃんよりも先に
天国へと旅立っていきました
今ごろは
ミミちゃんと久しぶりの再会を
笑顔で果たしていることと思います
・
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・
みんなの期待に応えようと
必死にがんばってくれたミミちゃん
本当にありがとう
そして
8ヶ月の間
応援し続けていただいた皆さま
本当にありがとうございました
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卒業ワンコ:No.1308
【愛称】 ミミ
永眠
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もう5年もたったなんて
本当に月日が経つのって早いな
ってつくずく感じます
Yさん ありがとうございました!!