朝日新聞より
2013年 07月 23日
- 7月19日 朝日新聞 -
東日本大震災の被災地に残された犬は人を攻撃しやすくなっていたことが、
福島県南相馬市立総合病院のデータで分かった。
いきなり人を咬む事故が増えていた。
置き去りにされるなどの強いストレスで、
犬の精神状態が悪化したことが原因と考えられるという。
米医学誌電子版で発表された。
南相馬市立総合病院の医師らの研究チームは外来受診記録やカルテから、
犬に咬まれた患者の治療内容などを調べた。
調査結果によると、
1カ月の外来受診数100件あたりの犬の咬傷(こうしょう)は、
震災前12カ月は平均0・21件。
ところが、
震災以降の2011年3月は2・2件、
4月6・5件、 5月3・5件、 6月1・3件 と増えていた。
受診件数は計27件で、
飼い犬12件、 首輪はあるが飼い主不明の犬9件、 野良犬3件、 不明3件。
患者に聞くと
「咬むときに犬が興奮していた」「威嚇の様子はなく、いきなりかまれた」
などの状況だった。
放置された犬にかまれることが多かったという。
威嚇しないで咬むことも約4割あった。
脳や神経に異常が起きていると、
犬は威嚇なしに突然攻撃することがある。
震災後、
福島から保護された犬の尿中のストレスホルモンが異常に高い値だったという報告もある。
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我が家で預かり中のこの【のん】ちゃんも
預かり当初は咬もうとする行為がありました
首輪を着けるのもリードを着けるのも
こちらの手を咬もうとするので
ちょっと大変・・・でしたが
毎日顔をあわせて暮らしているうちに
少しずつ少しずつ
状況を分かってきてくれたようで
次第にそういったことがなくなり
今の【のん】ちゃんは
マッサージなんかすると
しつこいくらいに擦り寄ってきて
気分よく腹天で転げまわっています
2011年4月に保護されましたので
約1ヶ月の放浪期間があったことになりますが
不安な気持ちがストレスとなって
行動に出ていたんだと思います
*
未だに放浪している子(放置されている子)は
あれからもう2年半の時間を
暑さ、寒さ、不安、空腹 ・・・ 孤独
色々なことがに耐えながら過ごしていることになります
そういったストレスがすべて
体調に悪影響を与えていると思います
このような記事を読みながら
今自分で出来ることが
なかなか思い浮かばないでいます。。。
*
【のん】ちゃん(本名レオちゃん)のことは
この先も責任もって預かっていきます