6月10日の朝、7時30分頃に
サクラちゃん、天国へと旅立って逝きました。
先週末に病院で抜いてもらった腹水は
もう血液に近いような真っ赤な色で・・。
これだと貧血も酷いだろうから、と
皮下への補液も極々わずかな量しか出来ず・・。
やせ細っていく姿を前に
私がやれたことといえば、病院に連れて行くことぐらいでした。
楽しくない思い出しか残してあげられなかった・・。
サクラちゃんとは毎日同じ部屋で寝起きしていて
私が朝、目が覚めると
窓際で外を見ているか
枕元に置いたお気に入りの座布団の上で寝ているか
そのどちらかで
そして目が合うと「ニャー」と必ず挨拶してくれていた
サクラちゃん。
最期の日の朝は、枕元の座布団の上にいて
いつものように「ニャ」と一鳴き。
私が起きるのと一緒に、ゆっくりと歩いてトイレにいって
トイレを済ませてまた座布団に戻ってきました。
足元フラフラで・・
もうお別れが近そうだな、、そう感じながら
他の用事に取り掛かるために部屋を出て
30分後くらいに
みんなのご飯を持ってまた戻ってきたときには
座布団の横でうつ伏せになって
息を引き取っていました・・。
抱き起して、お気に入りの座布団の上に
もう一度寝かせましたが
とても穏やかな、優しい顔をしているようにみえました。
苦しかった時間から
解き放たれたからかな・・。
エコー検査で腫瘍が見つかったときは
嬉しかった!
腹水の原因が判明したから!
この腫瘍さえ採ってもらえれば、サクラちゃんまた
元気な姿に戻れる!!
そう思って
ご寄付を使わせてもらって手術をお願いしたけれども
そうではなかった・・。
結局はまた
大きな腫瘍がお腹の中に出来てしまっていて
手の施しようもなく
つらい時間を長引かせることになってしまいました。
痛かっただろうし・・
苦しかっただろうし・・
サクラちゃん、ここまでよく頑張ってくれました。
人懐こくて、おしゃべりな女の子で
誰からもきっと可愛がってもらえるような
そんなサクラちゃんを
新しい家族のもとに届けることが出来ず・・
悲しいご報告となってしまいましたが
お世話になったみなさま、ありがとうございました。
2019年6月10日
サクラちゃん 永眠